よくあるご質問 FAQ

誰でも試料・情報の分譲を申請できますか?

いいえ。申請できるのは日本の学術研究機関(非営利機関)と日本に法人格のある企業等の研究所に所属する研究者です。日本以外に主体がある研究機関への分譲は現在受け付けておりません。学術研究機関には、国公私立大学及び国公立の試験研究機関(独立行政法人、国立研究開発法人を含む)、高等専門学校、公益社団法人及び公益財団法人が含まれます。なお学生が申請者となることはできません。

分譲ではなく、共同研究という形で試料・情報を利用することは可能ですか?

はい。研究計画によっては、本バンクの試料・情報を利用する共同研究を実施することもあります。ただし、共同研究での実施においては当機構も知財等の権利を保有することになります。また、バイオバンクの情報の精度の向上や情報量の増加に協力頂くことが前提となります。

分譲試料の容量はどのぐらいですか?

原則、分注単位で1本となります。分注容量は「試料・情報の保管状況について」の「試料・情報の保管方法」をご覧ください。

分譲申請する費用はいくらですか?

分譲の申請には「事前申請」および「本申請」の費用がかかります。

事前申請は、分譲を希望される試料・情報の有無を確認する手続きです。本申請は審査及び試料・情報の提供の手続きです。それぞれ実費を請求いたします。詳細は、以下のページをご覧ください。

分譲に係る費用の支払いはどのような形でするのですか?

決められた期日までに、東北大学 東北メディカル・メガバンク機構の指定する銀行口座へ振り込んでください。

どのような試料が分譲可能なのですか?

DNA、血清、血漿、尿、母乳、単核球、EBV不死化細胞、増殖T細胞です。

どのような情報が分譲可能なのですか?

現在分譲可能な情報については、以下のリンク先をご覧ください。

情報分譲のセキュリティレベルとは何ですか?

情報分譲は、個人識別につながる可能性の程度に応じて、スタンダード、ストロングに区分しております。

  • スタンダード:分譲する情報をセキュリティディスクに格納して配送します。データ抽出・加工作業費、セキュリティディスクの送料等がかかります。
  • 以下の個人識別可能性が低いと考えられる情報

    • 個人毎の年齢、性別、罹患歴、調査票データ

  • ストロング:分譲する情報をToMMoもしくは遠隔セキュリティエリアの端末からアクセス可能なスーパーコンピュータ分譲区画に格納し、そこでの解析が可能です。データ抽出・加工作業費およびスーパーコンピュータ機器利用費がかかります。データのサイズが非常に大きい場合など、特殊なデータ準備・解析が必要な場合、別途費用がかかります。
  • 以下の個人識別性の高い情報

    • 個人毎のゲノム配列rawデータ、ゲノム上の一定領域以上の個人毎のゲノム多型情報、調査票データ、検査データ、臨床データ
     
分譲申請から、実際に試料・情報を受け取るまでに時間はどれくらいかかりますか?

申請時期によって変動しますが、事前申請や検索にかかる時間を含めて4〜5か月かかる予定です。

分譲を受けた研究の計画は公表されるのですか?

はい。試料・情報分譲審査小委員会、試料・情報分譲審査委員会の審査を経て承認された研究の概要は、東北大学 東北メディカル・メガバンク機構と岩手医科大学 いわて東北メディカル・メガバンク機構のホームページ上で公開されます。

東北メディカル・メガバンク計画のコホート調査は、一般住民の方を対象にしているそうですが、対象者の方の既往歴、疾患の情報はどれくらいあるのですか?

今のところ、既往歴、疾患の有無については、ベースライン調査時の調査票でコホート研究参加者の方が答えられた内容を基本にしています。調査票では、別表1の疾患について、「あなた自身またはご家族の中で、医師から次の病気と診断されている、あるいは今までに診断されたことがある方はいますか。あてはまるものすべてにチェックを入れてください。」という質問に答えていただいております。高血圧、糖尿病、高脂血症の有無についてはより詳細に尋ねています。

分譲された試料・情報に基づく研究成果を学会や論文で発表したいのですが、分譲していただいたことをどのような形で表したらよいでしょうか?

試料や情報の分譲を受けて行った研究成果の発表においては、発表前にバンクにご一報いただき、必ず東北大学 東北メディカル・メガバンク機構と(または)岩手医科大学 いわて東北メディカル・メガバンク機構を謝辞に記載してください。通常は、共著者に入ることはありません。ただし、解析研究等の過程で、両機構の研究者が関係した場合は、共著者となる可能性があります。

分譲された試料・情報に基づき知的財産権が生じた場合、東北大学 東北メディカル・メガバンク機構および岩手医科大学 いわて東北メディカル・メガバンク機構のバイオバンク側にも権利が生じるのですか?

いいえ。試料・情報の分譲を受けて行った研究成果から得られた知的財産権については、東北大学 東北メディカル・メガバンク機構および岩手医科大学 いわて東北メディカル・メガバンク機構は権利を要求いたしません。