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バイオバンクの構築について

東北メディカル・メガバンク計画におけるバイオバンク事業は、地域の方々を対象とした長期にわたる健康調査事業と、本事業で生体試料と医療情報等を統合したバイオバンクを構築する事業、更にそのバイオバンクを運用する事業、そして、バイオバンクに集積した試料・情報を高度な技術で解析する事業までを含みます(下図を参照)。

バイオバンクの構築について

長期健康調査

長期健康調査では、『地域住民コホート』及び『三世代コホート』により、被災地の住民の方々に通常よりも詳しい健康調査により、その方々の健康状態を長期間追い、疾病の早期発見・早期受診に繋げていきます。

『地域住民コホート』は、被災地の地域住民の方々への詳しい健康調査(採血・採尿を含む)を行い、健康状態を見守る取組です。協力者から頂いた生体試料の一部を遺伝子解析します。

『三世代コホート』は、赤ちゃん、両親、祖父母の三世代を対象に詳しい健康調査(採血・採尿を含む)を行い、健康状態を見守る取組です。こちらも、協力者から頂いた生体試料(血液など)の一部を遺伝子解析します。

バイオバンクの構築

長期健康調査によって集められた生体試料(血液、尿など)、遺伝子解析情報、生活環境情報及び診療情報を匿名化された形で集積し、厳重に保管・管理していきます。本計画のバイオバンクは、来年度から、適正な審査を経た上で、生体試料等を次世代医療の実現を目指す研究者等への分譲に向けて準備を進めています。

ゲノム解析とデータベース化

長期健康調査で得られる生体試料をゲノムシークエンス解析し、多層オミックス解析を行う取組です。それにより得られた遺伝子解析情報は本計画のバイオバンクに蓄積され、医療情報ICTにおける『次世代生命医療情報基盤※』によって管理されます。 特に、バイオバンクの中の一部のサンプルは、全ゲノム解析されます。東北メディカル・メガバンク計画で構築されるバイオバンクは、全ゲノム情報などの解析データを付したサンプルを一定数以上保管する日本で初めてのものになる見込みです。

※次世代生命医療情報基盤とは、被災者やその子供たちの未来と健康を守るための健診・コホート情報基盤、最新の解析機器を備えたメガバンク解析保存情報基盤、ならびに多段階の匿名化によって個人情報を保護したバイオバンク公開情報基盤の3つの情報基盤を指します。